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・USオープン(全米オープン)

テニスの4大大会、今季最後の全米オープンが24日から始まりました。USオープンはアメリカの東海岸側のニューヨーク州でUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターという会場で行われます。ニューヨークの中でも最も栄えているマンハッタン(タイムズスクエアやセントラルパークなどの観光地が密集してます)とジョン・F・ケネディ国際空港の間に位置する場所にあるそうです。センターコートは『アーサーアッシュスタジアム』と呼ばれ、収容人数は23,700人以上で世界最大です(有明のセンターコートの2倍以上!)

24日の本戦が始まる前に予選があります。シングルスで128名の出場枠のうち、104名がその時の世界ランキング上位者となり残りの枠をめぐり予選が行われます。日本人の選手は予選からの挑戦者が多く、今年も10名の選手が挑戦しました。本戦はもちろんのこと、3連勝しないと本戦に進めない予選は非常に過酷で激しい戦いが繰り広げられ毎年見逃せません。

仕事の関係でニューヨークに住む友人から、写真とともに現地の情報が送られてきました。全米では予選はすべての試合が無料で、自由にコートを行き来できるそうです。また予選だけでなく本戦に出場する選手の練習風景なども見れるとのこと。写真は予選最終日の伊藤あおい選手と柴原瑛菜選手。選手関係者席の真横でトップ選手の試合が見れるなんて羨ましい限りです。注目の伊藤選手は残念ながら予選決勝で敗退してしまいましたが、柴原選手は見事本戦出場を果たしました。

日本とアメリカは13時間の時差、現在本戦の1回戦が始まっています。テニスファンにとっては眠れない日々が続きそうです。

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・WIMBLEDON(ウィンブルドン)

テニスの4大大会の3つ目の大会、ウィンブルドンの予選が始まっています。ウィンブルドンは、イギリスロンドンの南西部に位置するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブで1877年から始まった、140年以上の伝統と格式を持つ世界最古のテニストーナメントで、芝のコートと真っ白のウエアが特徴です。

​ウィンブルドンの芝生の管理は16人の芝生職人が丹精込めて手入れをしているそうです。特にセンターコートは、毎年ウィンブルドンの大会2週間のために芝生を入れ変え、最高の状態で試合ができるように準備しているそうです。トーナメントが進む中で選手が一番使うエンドラインの芝が剥げていき、イレギュラーをしたり、滑りやすくなったりするのもウィンブルドンならではの現象です。また、ウェアからシューズ、アクセサリーに至るまで「すべて白」でなければならないという厳しい規定があります。これは「オールホワイトルール」と呼ばれ、伝統的に守られています。

 芝のコートは世界の中でも稀有な存在で、日本にもわずか数か所しかないと言われています。調べてみると佐賀県の「グラスコート佐賀テニスクラブ」が最大規模のようです。日本で芝のコートでテニス、、、 優雅ですね。

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・ROLAND-GARROS(ローランギャロス)

テニスの4大大会のひとつで5月末から6月にかけて行われる全仏オープンで熱戦が繰り広げられています。全仏オープンの開催地、パリのローランギャロスという名称は、世界で初めて地中海横断飛行に成功した、フランスの英雄的パイロットの名前に由来しているそうです。テニスとは関係ないことに驚きです。一方そのコートの名前は、フランスならではのネーミングとなっています。収容人数約1万5千人という巨大なセンターコートは『コート・フィリップ・シャトリエ』。フィリップ・シャトリエさんはもちろん元テニス選手なのですが、フランステニス連盟やITF(国際テニス連盟)の会長を務めた人物だそうです。

​2番目の収容人数の『コート・スザンヌ・ランラン』、3番目に大きい『コート・シモーヌ・マチュー』もそれぞれ、一時代を築いたテニス選手に敬意を表して名前がつけられたそうです。フランス語のイントネーションのせいかもしれませんが、(フランス菓子の名前のような)とてもお洒落な響きだと感じます。

 日本のテニスの聖地は有明ですが、『有明コロシアム』『ショーコート』というネーミング。『コート・シュウゾウ・マツオカ』なんて日本人選手の名称は想像できませんね。個人的には『コート・国枝』とかは良いかなと感じますがどうでしょうか?

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・Tennis Jewelry  (テニスジュエリー)

テニスジュエリーというと一般的には、ダイヤモンドやジルコニアを一連に施したブレスレットやネックレスが有名です。これは1987年の全米オープンでクリス・エバート選手が試合中にダイヤモンドのブレスレットを落としたことに由来しているそうです。試合中にブレスレットが外れ、それを探すためにタイムアウトしたことからそれがニュースとなり、「テニスブレスレット」が有名になり、今に至ります。

​ 時は流れ2024年最後のマスターズ、アレクサンダーズべレフが地元のアンベール選手を破って優勝しました。パワーと高さを誇るズべレフ選手を見る度に感じるのが、身につけているジュエリーの多さです。かなり大きめのネックレスを複数本ジャラジャラと重ねづけしています。現在は男女問わず数多くの選手がジュエリーを身につけてプレーしていますが、中でもズべレフ選手のそれは特別で、ミスをした時など、チェーンを口に加えて静止するような姿も見られ、もはや欠かせない小道具のように感じます。昔も今もテニスというメンタルスポーツには、ジュエリー(の持つ力)は欠かせないアイテムなのでは?と感じます。

アレキサンダー・ズブレフ

・Professhional Girlfriends  (プロフェッショナルガールフレンズ)

この言葉を音できくと、日本人の耳には、少し良くない印象がありますが、特にプロスポーツの世界では一般的に使われているようです。

遠征の多いプロの選手に帯同し、選手の身の回りのお世話から精神的なケアまで、選手が最大のパフォーマンスを発揮するように努めるのがプロフェッショナルガールフレンドの役割とされています。

もちろんいわゆる仕事はしておらず、ガールフレンドが正式なお仕事とされています。

(うらやましい、、、)。テニスの世界では、かつてのビッグ4のうちのナダル、マレーは、長年苦労を支えたガールフレンドが後に正式な奥様となるケースがよくあり、錦織選手もその範疇ですね。

​その中で現在世界ランキング11位、アメリカのテイラー・フリッツのガールフレンドとして有名なモーガン・リドルさんが注目を​集めています。彼女は現在インフルエンサーとしてアメリカでのテニスの地位の向上にも注力しているそうで、先日はVOGUEの表紙を飾っていました。

従来の影で選手を支える姿とは違う、新しいガールフレンドの形でこれからもフリッツ選手と同様に活躍が期待されます。

モーガンリドル、フリッツ彼女

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